過去を手放す
とある音声メルマガを聞いているのですが、そこで聖書の話をしていて、その中にあった話。
敵(サタン)は常に過去のことで攻めてくる。
お前はこういうことをした!と。
不幸にするには過去にとらわれさせるのだと。
幸せになるためには、自分を鼓舞してくれるとか、明るい気持ちにさせてくれる過去以外の、嫌な気持ちになる過去は忘れたほうがいい。
カウンセリングでうまく行かないひとは、過去にこだわる。
夫婦で、過去に過ちを犯した旦那さんが悔い改めようとしているのに、奥さんが過去の日記を持ち出して、延々と攻め続ける。
それをやってしまうとやり直しができなくなる。
未来に進むためには希望ある未来を見ないといけない。
大事なのは過去ではなく、これからの未来。
アドラーも同じような話をしています。
アドラーはカウンセリングの際、患者さんが過去の辛い話を延々としている間は、アドラーは話を聞き流すそう。
過去の辛い話に共感をして、話をどんどん引き出しても、良いことにならない。
病気の治療なども、前の治療の悪いことを延々と話す人は治りにくいという話もされていました。
前を向かないといけない。
悪口やうらみつらみで、身体の治る力も働かなくなる。
昔記事にしていた似たような話もあります。
施術を受けて、スムーズに良くなる人と良くならない人。
その違いの一つに、こういう感情のもつれなどもあるのかもしれない。
あの人に悪くされたと思っていると良くなりにくいとか。
過去辛い思いをさせられた上に、未来まで奪われるなんて辛すぎる。
でも、その未来を奪っているのは、自分自身が過去にとらわれているからかもしれない。
人を許すことは自分を許すこと。
自分の為にも、辛い過去は手放そう。