悪いあの人、かわいそうな私
アドラーの考え方。
アドラーは精神科医でしたが、哲学者とも言えると思います。
で、カウセリングの時、アドラーは患者さんが話す内容は三種類だと言っています。
一つ目は、「悪いあの人」です。
二つ目は、「かわいそうな私」です。
三つ目を話す前に、アドラーはそもそもほとんどの患者さんはこの二つを話すと言っています。
そして、アドラーはこの二つを話す患者さんに対して話を聞き流すそうです。
話を聞かないのではなく聞くけども重要視しないと。
これらは吐き出すことで楽になることはあっても、前向きには進まないからです。
そして、ある程度聞いたら、大事な三つ目の話をするそうです。
三つ目の話は、「これからどうするか」です。
辛い出来事や不遇な環境は誰にでも起こり得るけど、それを嘆いていても問題は解決しないんですよね。
だから、楽になりたいならば今から何が出来るかに意識を持っていくのです。
悲劇のヒロインや、怒れる人になっても仕方がないんですね。
変えられないものと変えられるものがある。
変えられるものに意識が行かない限りただ苦しむのみ
私も例に漏れず、悪いあの人、かわいそうな私をしゃべってます。
でも出来るだけ意図的に、これから何が出来るかを考えるようにしていきたいと思っています。