その痛み悪化させられますか?
整体に施術を受けに来る人は、ほぼ100%痛みを取りたくて来ます。
痛みを少しでも減らしたいという人が施術を受けに来ます。
ということは、痛みを強くさせたいと思っている人はいません。
しかし、しまもと整体院に受けに来る人は、
「痛みをもっと強くすることが出来るか?」
と聞かれるのです。
動かしたら痛い、動かさなければ痛くない。
しまもと整体院に施術を受けに来る人は、動かしたときに痛みが出る人ということで募集してます。
動きが関係なく痛いという人はお断りなのです。←効果が期待できないから。
動かしたら痛いという人でも、もっと痛くすることが出来るか?というのも大事な視点なんです。
例えば、スポーツをしている人だと、スポーツを続けていれば、もっと痛くすることが出来るんですよね。
痛くなるような動作を我慢しながら続けていると、終わった後にはやる前よりもっとひどい痛みになる。
それを連日続けたら、もっと激痛がするようになる。
だから、こういう人は痛みを強くすることが出来ると言えるのです。
それに対して、悪化させたくても悪化のさせ方が分からない人もいるのです。
悪化させたくないから、動かさないようにしている人が大半ですが、動かしたらどうなるのか、試していない人も多い。
ネットで調べて、安静と書いてあったからとか、病院で先生に安静にするように言われたから、などで、動かしたら痛みが増すのかどうか、試すことなく、安静にしているのです。
安静にするのをやめたらどうなりますか?ということですが、怖がりな人は試していないから分からないのです。
普通の人が普通にやる動きの中で、取り返しのつかないような損傷が起きるでしょうか?
テニスをやっていた人にとって、テニスの動作は普通の動作です。
それで、痛みがひどくなっても、取り返しのつかないような損傷にはならないのです。
例えば、捻挫のように足首をくじくという場合、異常な可動域まで足首が動くのだから、損傷が起こりえますよね。
だから、一度捻挫した人が、そのままスポーツを続けて、また同じ側の足首を捻挫するのは非常に危険なのです。
異常な可動域まで動く捻挫と、普段通りのスポーツの動きは別物です。
テニス好きにとってのテニス、ゴルフ好きにとってのゴルフ、クライミング好きにとってのクライミングは異常な可動域になるスポーツではないのです。
それを続けて痛みが強くなっても、取り返しがつかないようなケガにはならないのです。
そりゃ痛めてしまった人からすれば、クライミングで痛めたのだから、クライミングが危ないと思ってしまうことでしょう。
そのうち治ると思っていたのに、何か月も治らないと、取り返しのつかないことをしてしまったと思ってしまうことでしょう。
でも、私は、10年悩まされた痛みを筋肉のケアで改善させたのです。
取り返しのつかない怪我だと思っていたものでも、こうすれば痛みが出る。
こうしなければ痛みが出ないという感じにコントロールできる痛みは、改善させられるのです。
改善させられる治療家や、リハビリの先生が少ないだけの話。
痛みを悪化させられるということは、悪化させないようにすることも出来るという事。
コントロールのできる痛みは、身体の問題なのです。
身体の問題か、自律神経の問題か。
心と身体と環境のすべてが調和することで、人の健康は守られるのです。