耳障りの良いことだけを言わない
この世の中に完璧な人もいなければ、完璧な物もなければ、完璧な技術もサービスもない。
なんでも一長一短があり、適切不適切がある。
しまもと整体院の施術は、何か月も何年も治らず、一生痛みと付き合っていくか、手術に踏み切るか選択を迫られているような人が、一度の施術で激変して手術をしなくていいことに気付ける。
これだけ聞けば、夢のような技術だと錯覚してしまう。
私自身10年苦しめられて、一生ラケット競技は再開出来ないと諦めていたので、それが治るということに驚いた。
凄い技術を身につけたと思いました。
でも、沢山の人に施術をして、魔法のような技術ではあるけど、魔法ではないということも痛感させられました。
”私が施術をすれば、みんな治る。”
というのであれば、最高だなと思うのですがそうはいかないんです。
私が自分で見つけた技術なので、始まりが自己ケアなんです。
自分でケアをして治した技術だから、本人がやらないといけない。
私が出来ることは、痛みが無くなる経験をさせること。
痛みが無くなった後、自分でもそれを動かして筋肉の作り替えをしないといけないのです。
筋トレのやり方を聞いても、筋トレをしなければ筋肉がつかないのと同じように。
ダイエットのやり方を聞いて理解していても、実行しないと痩せないのと同じように。
施術で激変しても、その後また痛みが戻って来るので、その痛みをどうにかしないといけないのです。
痛みの戻り方は個人差があるから、必ずこうなるとも言えない。
自己ケアはやればいいんじゃなくて、効かなかったら意味がない。
だから、自己ケアのレクチャーを受ければ、みんな必ず良くなるとも言えない。
誇大広告みたいに思われるけど、効果を実感するのは事実だし、きちんと良くなって痛みを完全に克服している人も沢山いる。
でも、その裏で治りきらないでいる人もいる。
どこまで真剣に痛みと向き合って努力をするかはその人次第。
だから、私に責任があるとも思えない。
私が責任を持てるのは、この動きが痛いという人に、その動きが痛くなくなるのを経験してもらえるかどうか。
「ほらね、痛くなくなったでしょ?だから、関節の靱帯とか軟骨とかの問題じゃないんですよ。」
というところまで。
この世のサービスの大半は、「お任せください」のところが多くなった。
だから、痛みを取るのも、誰かに任せたい人が増えてしまった。
耳障りの良いフレーズになれてしまった人からすれば、私の発信は良い訳臭く思われるかもしれない。
私の発信を誠実だと評価する人もいれば、話が長いと一刀両断する人もいる。
みんなに好かれることも出来ないから、私は私らしく発信して、それを良しとしてくれる人のお役に立てれば良い。