早期発見早期治療が大切とか言うけども
TFCC損傷の検索をすると、予測変換に、
「TFCC損傷 治らない」
と出てきたので、そのままクリックをしましたら、AIによる概要というのが出ていました。
【TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)が治らない場合は、放置すると痛みが永久的に残ったり、重症化したりする可能性があります。早期治療が大切です。】
と出てきました。
では早期治療は何するかと言うと、
・安静やサポーターの着用などの保存的治療
・痛みが強い場合は、ステロイド注射や消炎鎮痛薬剤の注射
・リハビリテーションによる筋力強化
・手術(内視鏡を使用したTFCCの縫合術や尺骨短縮術など)
という事のようです。
①まず安静って、治療という感じじゃないですよね。
痛ければそりゃ大人しくするでしょう。
対策でも何でもない。
②痛みが強い場合は注射って、それ治るわけじゃなくて、痛みを感じなくさせるわけですよね。
それも治療と言っていいのでしょうか。
③リハビリって書いてるけど、TFCC損傷って軟骨や靱帯の損傷なのに、唐突に筋肉の強化が出てくるの不思議ですよね。
結局TFCC損傷に対して治療をしているとは言えないですよね。
④手術ってなって初めて、いわゆる治療らしい治療が出てきました。
早期治療が大切ってあるけど、三角繊維軟骨複合体の治療は手術しかないように感じますがどうでしょうか?
早期に発見しても、結局安静とか痛み止めしかなくて、最終的に手術しか提案してない。
そもそもTFCC損傷という概念が間違いだから、唐突に筋肉の強化って話になるんですよ。
手首の小指側の痛みは筋肉が原因、となっていればリハビリが対策の1つとして成り立ちます。
が、私に言わせれば、筋肉の強化の前に、筋肉を治さないと、リハビリそのものが、ただ痛みを悪化させるだけになる可能性があるのです。
痛くなる手前でやめるか、無理やり続けて痛みが増すか、どちらか。
原因を間違うと、対策も間違うのです。
困るのは患者さんです。
治せない整体師も、
「どこに行っても良くならないその痛み、ご相談ください」
とか言うから、私も同列に見られる。
検索上位の頃は、他所に行くのも選択肢の一つだったから、なんとも思わなかったけど、今は検索にヒットしなくなっているので、シンプルにTFCC損傷で悩まされている人が可哀そうで仕方がないのです。