世界中の3分の1が集まる国日本
タイトルの話は、高額な医療機器の話です。
世界中のCT,MRIの三分の一が日本に有るそうです。
上記リンクの内容です。
リンク先は整形外科の加茂淳先生のブログです。
世界の三分の一って凄い数じゃないですか?
そして逆に言えば、他の国にはそんなに沢山ないという事。
日本は医療が身近にあって、検査が容易になって、不必要な検査も多いのではないでしょうか。
リンク先にもあるたとえ話ですが、
「築50年の建物に、ひびが入っていても、それが今回の地震によって発生したものなのか、以前からあったものか分からない」
のです。
検査する前から、経年劣化として変形などがあったものが、痛みをきっかけに画像検査をして見つかってしまうということが起きるのです。
痛みが問題だったのにいつの間にか、変形が問題ということにすり替わるのです。
そして、変形の手術をしたけど、問題だった痛みは解決していないということも起きているのです。
日本以外では、高額な検査機器は身近にないのです。
日本でも、保険が使えなければ、これほど高額な医療機器は普及しなかったはずです。
検査費用も高いけど、払える程度には安いから、このような検査を受ける人が多く、高額な医療機器を購入しても、資金を十分に回収出来るのです。
高額な医療器機を購入すれば、必要が無くても検査が必要というのです。
念のため、という検査は大体不要な検査なのです。
感染症やリウマチ・骨折など何かしら想定されているなら検査が必要なことはありますが、そうではない場合無駄なのです。
日本人には、検査信仰が広まっているので、これらも医療費が膨れ上がる一因になっているのです。
医療費が増え続けるのは、無駄な医療を受け続けているからで、それを止めるには患者さんが賢くなるしかないのです。
医療が商売として発展している以上、医療側には無駄な医療は存在しないのです。
すべて大事な売り上げ(利益)です。
不安な患者さんと、検査で儲けたい医療機関。
この不適切な共依存を取り除くには、国民側が賢くなるしかない。
知ることです。