医者がスキンケアを語ると、なぜつまらないのか?
現在、日本は資本主義社会が過熱しすぎて、弊害が起きています。
いわゆるお金を稼ぐということが、行き過ぎているのです。
今だけ金だけ自分だけという人が増えているのです。
最近ちょっと面白いブログを見つけました。
その中の一つの記事を紹介したいと思います。
このブログ、参政党の某選挙の候補予定者の岩本麻奈さんのブログです。
この方がどんな人なのか分からないので、知るために見に行って、面白い記事を書いているなと思いました。
皮膚科専門医が書いたスキンケアの本は売れないという事。
なぜなのか?
それは医者は責任をもって伝えないといけないから。
バカ売れする本は、
「この1本でほうれい線が消える!」
「1日〇分で10歳若返る!」
「塗るだけでシミがなくなる!」
のように、インパクトが強く、キャッチ―で、シンプル。
だけど医師の本では、現実に即したことを書かないといけないから、つまらなくなるとのこと。
私の施術もちょっと似たところがあるなと思います。
シンプルな伝え方をすると、誤解を招くので、あれこれ説明を加えていくと、どんどん文章が多くなり、読んでもらえないページになる。
筋肉のケアをすれば痛みはなくなる。
その一言はシンプルだけど、まず対象の痛みとそうではないものがある。
そして、筋肉のケアは奥が深いから、誰でもすぐできるわけではない。
それらをあーだこーだと説明すると長くなるのです。
施術が効かないタイプの痛みの人へのフォローまで始めるとわやになる。
(わやは方言です。)
みんなシンプルを求めているけど、人の身体は単純ではない。
この岩本先生のブログで、他の記事のところに、
「専門家にデメリットとメリットをしっかり聞く」
とあったのですが、これも岩本先生の立場と、一般の患者の立場は違うだろうなと思います。
医師という肩書を持って、専門家に聞く場合、専門家は
「だませない」
と思えば、正直にメリット・デメリットを伝えるしかないけれど、一般の人に正直に伝えるかどうかは疑問なのです。
結局は、医療がビジネスになっている以上、本当のことは聞ける可能性が低いのです。
癌になった時に、抗がん剤を勧める医師が大半だと思います。
抗がん剤が効果があるというエビデンスはないにも関わらずです。
そういう決まりだから。
薬を出せばお金になる、検査をすればお金になる、その状態で薬要らない、検査要らないと言わないのです。
だから、一般の人は疑いの目を養う必要があるんですよね。
専門家が言ってた、テレビで言ってた、みんなが言っている。
これで判断することは怖いことです。
早く行きすぎた資本主義経済から、心ある豊かな社会に戻ってほしいなと思います。