迷惑をかけること
皆さん、人に迷惑をかけてはいけないと思っていませんか?
それはそうでしょうと思ったあなた、肩こりに悩んでいませんか?
人様に迷惑をかけないって多分子供の頃から教わってきたことですよね。
迷惑をかけないで済むならかけないほうがいいなと思うことはあります。
でもですよ、最近思うことがあるんです。
迷惑をかけることってそんなに悪いことでもないんじゃないかなと。
アドラー心理学に触れてから価値観が変わってきた部分があるのですが、人が幸せを感じるためには貢献感が必要なんです。
自分は誰かの役に立っているという、貢献感。
これは人から褒められるという話ではなく、役に立てるという自分で感じるものです。
迷惑をこうむるというのは相手が出来ないこと、やりたくないことを自分が代わりにやるということです。
人の役に立てることです。
だから、人に迷惑をかけないようにすると、周りの人に自分の存在価値を感じさせないということになりかねないのです。
助けてって言うことを負けだと思う人もいるようですが、助けてと言わないということは周りの人を「役に立たせない」ということでもあるのです。
役立たずと言っているわけでなくとも、助けを求めないというのは「あなたの力はいりません。」ということです。
迷惑をかけると言うと響きは良くないですが、相手に任せるというのは悪いことではないと思います。
お互いに自分の得意なことで相手のサポートをして、苦手なことはお願いする。
そういう気持ちで過ごせることって、とても素敵なことだと思います。
昨今、女性が強くなったといわれます。
言い換えると、男に頼らなくても生きていけるようになった。
昔の男は「女は弱いもの、守るべきもの」というのが根底にあったのだと思います。(例外は除く)
男も女もそれぞれ頼らなくなった。
そして、常識で相手を批評するようになった。
このくらいやって当たり前、こうするのがふつう。
だからお互いに幸せはあまり感じず、お互いあら探しをしているようなもの。
体調不良というのは生き方(ライフスタイル)の無理があるときに、身体から教えてくれているサインです。
「こうあるべき」
これに無理があるよと教えてくれるのです。
冒頭で、迷惑をかけないようにしてませんか?肩こりがあるんじゃないですか?
と書いたのはそのためです。
肩こりがない人は迷惑をかけているというより、迷惑をかけないようにしなきゃと思い過ぎていないということです。
何事も程度がありますから。
思考の癖を取るのに、身体が固まっていたらやりにくいんです。
それを助けるのが私がやろうとしていることです。
私の得意でサポートしたいんです。