筋肉は使わないと使えなくなる
子供の頃からスポーツが得意で、好きな科目は体育と理科でした。
小中高と体育祭は基本的にリレー選手でした。
でも、高校三年の体育祭は最悪でした。
リレーの選手に選ばれたものの、運動会のお父さんのようになっていたからです。
私が運動部に所属していたのは高二の秋頃まで。
手首を痛めて治らず退部しましたので。
そこから一年近くも運動不足が続いていたのです。
一周200メートルのグラウンドを半分走るので、100mですね。
その100m走る間で3回転びました。
前のめりになって転ぶやつ。
足がついてきてないのに、気持ちは前に行こうとするやつ。
転んだ分取り返そうとさらに焦って転ぶという。
普段から走るということをしなければ、走る筋肉は衰えます。
18歳にして、衰えるということを学びました。
恥ずかしくて自分の中では黒歴史でしたが、友人は覚えていませんでした。
一番気にしているのは本人で、他人からしたら大したことないということですね。
「年のせい」とかよく聞くセリフですが、正しくは
「その動きをしなくなって年月が経ったせい」
ですね。
なわとびとか久しぶりにやると飛べなくなってたりしますよね。
年のせいではなく、やらなくなって年月が経ったせいです。
またやっていれば出来るようになるのです。
ピークの体力や筋力は年を取れば、間違いなく落ちてきます。
でも、限界まで鍛えていない、一般人の話をすれば、筋力は取り戻せるのです。
動かさなくなった筋肉は、動かなくていいと思って動かなくなります。
長い間動かさなければ拘縮して、不可逆的な変化も起きてきます。
だから、固定安静をしっかり守れば、確実に手首は固まって痛みがひどくなるのです。
何か月も固めたら、そりゃ固まりますよね。
医学の世界でもきっとダブルスタンダードなんでしょうね。
靭帯や軟骨を損傷しているなら、治るまで安静にするべき。
というのと、
固定して長期間経過すると、関節も筋肉も固まる。
と。
だから、お医者さんもどう指示すればいいのか分からなくもなるんでしょうね。