最後の夏
最後の夏ってタイトルにするだけで、なんか青春のかほりがします。
私的に思い浮かぶのは高校球児ですね。
やっぱりテレビでも放送されるし、地元の高校とか出るとやっぱり応援してしまいますよね。
私ボウズですが、高校球児ではございません。←高校時代もね
このくらいの時期になると良くあるのが、
「子供が手首を痛めている。
高校最後の大会まで期間が無い。
春は間に合わなかったけど、夏の甲子園は頑張ってもらいたい。
甲子園に出れるかどうかは分からないけど、全力を出し切ってもらいたい。」
ということでご両親から問い合わせが来るのです。
野球ってチーム競技だから、なかなか痛くても痛いって言えなかったり。
自分がやらなきゃって気持ちと、痛いって言ったらレギュラーから外されるって焦りだったり。
ずーっと頑張ってきて、ようやく三年生がいなくなって自分たちの時代になったというのに、手首を痛めて力が出せない。
なんて辛いですよね。
たとえ全力でプレーしても、レギュラーになれるか分からない。
レギュラーになっても地区予選で負けるかもしれない。
でも、全力を出し切って終わりたい。
これって本当は野球だけじゃない。
他の競技でもやっぱりそうだと思う。
自分が途中で諦めなきゃならなかったから、その時の気持ちと重ねあわせてしまうと涙が出てきてしまう。涙もろくなった。
今までの努力はなんだったんだろうって、自暴自棄になる学生さんも多いと思う。
そういえば以前、お客さんからのお礼が届いたときに、そんなこと書かれていたなと思いだしました。
と思って過去のブログを見直したら、そのコメントは記載してなかった。
メールでいただいた文章だったから、記載してないものでした。
載せたかった。自分いい仕事したって思えるものでした。
またメールを読み直したことで、やっぱり今やっている仕事は大事なものだと再認識できました。
怪我をしたことで、いろいろ考える時間も取れたと思う。
怪我をしたことで、本当にその競技が好きだって気づけたかもしれない。
怪我をしたことで、自分だけじゃなく、周りのみんなもがんばっていることに気づけたかもしれない。
なにかに気付くために怪我をしたのならば、気づいたならもうその痛みには用はないはず。
このホームページを見つけて、記事に興味を持って読んだのなら、それはもう治ってもいいよ、ってことかもしれない。