施術の変化がその場だけになる人
しまもと整体院で手首の痛みを抱えている人の初回の改善率は8~9割ほどです。
野球の打率で考えたらあり得ない。
手首の手術を受けて良くなる人の打率よりたぶん高いのでは?
でも、9割の人が治っているわけではないんですよね。
その場で痛みは激減します。
【痛かった動きがその場で、痛くなくなる】
痛み0ではないにしても、痛くてできなかったのが、普通に出来るけど、最後の方は少しまだ痛むとかになるのです。
初回での変化はそこまで保証できます。
それがその場限りになる理由は、自己ケアがうまくいかないから。
なんですが、そのうまくいかない理由も色々あります。
力が足りないとか、押す場所がイマイチとか、動かし方が良くないとか。
でも、上記の三つは施術を続けてもらうことでだんだんと出来るようになるのですが、もっと根の深い問題があります。
それは。。。
治ると信じられるか。
恐怖心を手放せるか。
です。
施術を受けてもらって、良くなるなと思ったのに、二回目とか三回目とかで、
「初回は施術後痛みが軽減したと思ったのですが、その後あまり変化しません。」
という方がいます。
そういう方のお話を聞いているとよく出てくるのが、
「まだ〇〇が怖いので、それはやらないようにしている」
【怖いからやらない】というフレーズ。
痛くてできないというのと、怖くてできないのは大きな違いがあるのです。
痛いのは現実。怖いのは想像。
想像妄想は無限大。
怖さは自分で踏み込んで初めて乗り越えられるのです。
やらないと乗り越えられないのです。
結局悪化することが怖くて、出来ないのです。
施術で動けるようにした筋肉も、痛くなるのが怖くて動かさないようにしたら、動けない筋肉に逆戻りするのです。
なんでそんな不安がるかな?って思ったりもするけど、不安にさせるような情報ばっかりですもんね。
痛いのは神経に当たっているからとか、靱帯が切れかかってるとか。。。
でも人の体はそんなにやわじゃない。
本当にそういう危険がある人は、施術で変化しないし。
捻挫直後とか、本当に動かしちゃいけないときは動かせないものです。
手首がもげるんじゃないかと思うぐらい悪化しても、手首もげないんです。
体の治る力を最大限に活躍させてほしいなと思います。
良くなると信じて痛みと向き合った人は、痛みがなくなっていくことを実感するので、だんだんケアが楽しくなってきます。
痛みから避けて逃げる人生から、痛みを見つけたら追っかけてやっつける人生になるのです。
この楽しさを共有したいのです。