質問を受けたので答えます
DMで質問を受けたのでお答えします。
まずは質問の原文をそのまま載せます。
=====引用ここから=====
こんばんは 島本先生のホームページを見たものです。
その中でいくつか疑問に思ったことがあるので質問させてください。
先生はtfcc損傷という怪我は前腕の筋肉の故障という考えでたくさんの患者さんに施術を行い効果を出されているそうですがではこの俗に言うtfcc損傷という怪我とただの手首の捻挫は一体何が違うのでしょうか?
どちらも強い衝撃を受けて捻ったりした以上少なからず靭帯や軟骨がいたんでしまうとおもうのですが、捻挫の場合は時間が経てば治っていきますよね?
二つ目は例えば足首を捻挫したりしてもよほど酷くない限り自然に治りますよね?
ではなぜ手首のtfcc損傷という怪我は何年も治らなかったりするのでしょうか?
他の身体の部位の捻挫などの場合も先生のトリガーポイント療法を受ければその場で痛みがなくなるのでしょうか?
三つ目はネットで調べてみると他の整骨院や鍼灸などでも治ったという情報がたくさんありますがそれらの方法でもこの怪我を治せると思いますか?
長文になってしまいましたが回答よろしくお願いします。
=====引用ここまで=====
質問その①普通の捻挫とTFCC損傷は何が違うのか?
答え:そもそもTFCC損傷という考え方が間違いだと思ってる私が、この質問に答えるのは難しいですね。
TFCC損傷と普通の手首の捻挫がどう違うかは、手外科の先生などに問い合わせをして頂きたいです。
TFCC損傷と確定的な診断が出来るのは、専門の知識を持った手外科専門医だけだという話ですから、私がTFCC損傷についてとやかく言えないのです。
私なりに答えるとしたら、捻挫というのは関節の可動域を超えるような外傷性のケガです。
靱帯や筋肉・関節包など軟部組織を痛めています。
その急性期の痛みは私は触りません。
1~2週間以上経過したのに、特定の動作で手首が痛いという場合は、私の施術で力になれる可能性があるので、施術を受け付けます。
1~2週間安静にして良くなるなら、普通の捻挫だったと思ってもいいのではないかな?程度の答えにさせてください。
質問その②足首の捻挫とはどう違うのか?
他の部位の捻挫の痛みもトリガーポイントのケアでその場で痛みがなくなるのか?
答え:足首の捻挫も、実は何年経っても治っていない人もいます。
ただ、足首の捻挫の場合、普段はやらない動きだから、また捻挫をするような捻じり方をしないと気づかないということだったりします。
他にも正座をすると痛いとか、しゃがむと痛い、運動の後になんとなく痛い、寒い時期になってくると足首のあたりに痛みが出てくるなどの症状があります。
足首をぐるぐる回したり普段はやらないから、後遺症があっても気づかないだけかもしれません。
手首の場合、普段から良く動かすので、治っていないことに気づきやすいのです。
「足首 捻挫 後遺症」などで調べると長く治らない人の情報も出てきます。
つまり、足首にせよ手首にせよ、一時的な捻挫の痛みで済む人と、それがきっかけでその後も引きずる人がいるのです。
私はその違いを筋肉に硬結が発生するか、単なる筋肉の部分損傷で済むか、だと思っています。
靱帯や軟骨はそもそも痛みを感じる組織ではないはずですし、伸びた靱帯は伸びっぱなしですから、長引く痛みとは無関係だと思います。
そして、そういう手首以外でも発生する捻挫の後の後遺症は、私の施術をするとその場で痛みの変化が起こります。
痛かった動作が痛くなく出来るようになったりするのです。
ただし、しつこいようですが捻挫をして、すぐの痛みを取れるわけではありません。
長引いている、動かしたときの痛みが取れるという話です。
質問その③他の治療院でも治るという情報があるけど、本当に治るのか?
答え:これは私には分かりようがありません。
何をしているかも、どんな技量があるのかも分かりません。
ただ、技術のある施術家がたくさんいるのであれば、手術に踏み切る人をもっと減らせるのではないかと思いますので、現状そんなに技術のある施術家は多くないと思います。