人は弱い生き物
本日ネットのニュースで女子プロレスラーの方が、SNSでの誹謗中傷により、自ら命を落としたと目にしました。
まだ若い選手だったようで。。
ご冥福をお祈りします。
私はテレビも持っていないので、テレビ番組の情報も、SNSの内容なども詳しくは知りません。
ニュースを見て、少し背景を調べただけです。
人が人を叩くのは、特にネットなどは、ストレス発散のためなんですよね。
直接かかわりのない人に、何か危害を加えられることはありません。
その人になにか関わる必要がないのです。
不快なら見なければいい。
にも拘わらずに、誹謗中傷をする。
これは、誹謗中傷をしている人が、実世界で窮屈でしんどい生き方をしていることが多いのです。
すべてではありません。
私は過去、某携帯会社のコールセンターのアルバイトをしたことがあります。
コールセンターはクレームなどもよく来ていました。
クレームをする人と関わったことはなかったのですが、そこであることに気づいたのです。
クレーマーになりやすい人の特徴、それは
「話し方がやたらと丁寧な、いい人感がある人」
だったのです。
乱暴な話し方をする人ではなく、異常なほど丁寧に話す人。
あとは、実世界では小さくなっていそうな印象の人でした。
話し方で、この人はクレーマーになりそうだな、というのが分かってしまいそうになって、コールセンターのバイトをやめました。
整体の仕事をしようと思い、東京に出て来てやったバイトです。
これから対面の仕事をしないといけないのに、人間不信、人間嫌いになりそうだったのです。
幸せな人は、他人のことを誹謗中傷したりはしない。
誹謗中傷してもいい気分にはならないから。
嫌なことがあったとしても、せいぜい友達に聞いてもらって終わりです。
余裕があれば、友達に話すこともなく、流せるものです。
不満がたまれば溜まるほど、誰かを攻撃することで解消しようとする。
でも罪もない人を責めるのは罪悪感が生まれるから、自分の中の正義で、間違った人や悪いことをした人を責めるのです。
間違いを指摘した正義のつもりで。
今回、Twitterで誹謗中傷をしていた人に対して、誹謗中傷が始まっていました。
悪いことをした人は叩いてもいい。
そういう空気です。
誹謗中傷をしていた人を叩いて、またその人が命を絶ったら同じことなのに。
そりゃ誹謗中傷していた人に、罪を背負ってほしいという気持ちは分かる。
あなたがやらなければこんなことにはならなかった、あなたが先にやったから悪いんだ、あの人は戻ってこないんだ!と。
でも、同じことを繰り返してはいけないとも思うのです。
誰かを叩きたくなったら、自分を見つめなおしてみたほうがいいのです。
問題を指摘したり、忠告をするのは必要なことでもあると思います。
でも、間違いや失敗に気づいた人をそれ以上責める必要はない。
もめごとの当事者なのか、部外者なのか、も大事。
それに、ものの考え方や価値観はバラバラ。
そういう考えもある。と違いを認めたら終わり。
私は我の強さがあるので、おかしいことはおかしい。
間違っていることは間違っていると言いたいほうです。
が、誰か個人を叩きのめしたいと思うほどは、ストレスをためないようにしています。
嫌いな人はいる。
避ければいい。
避けられないなら、かかわりを最小限にする。
そういう工夫も出来ないなら、逃げる。
子供の頃、喧嘩とか沢山していれば、これ以上は必要ないとか、危ないとか感覚的に身につけるものだと思う。
良い子にしすぎると、子供の頃にそういうもめごとの収め方を知らないままになるのかもしれない。
戦うこととリンチにすることは違う。
指摘することと誹謗中傷することは違う。
今回の件、私はコロナウイルスによる、緊急事態宣言の不安や、混乱ももしかしたら、影響したのかなと思ったりはします。
ストレスの溜まっている人が多かった。
私もストレスが溜まっている一人ではありました。
やりたいことは出来ないし、仕事も激減するし。
自分が我慢しているのに、他の人が楽しんでいるとイライラする。
そういう心理が働いていることを私は感じていました。
他府県ナンバーの車に嫌がらせをするとか、営業しているお店に対する嫌がらせがあったり、コロナに罹患した人への誹謗中傷なども起こっていたそうです。
私自身もコロナ関係で誹謗中傷を受けました。
言葉汚い罵りだったので、見る人が不快になりそうなので、コメントは公開していません。
自分自身の感情に気づいて、自分をどうにかして癒してあげないと、他人に癒してもらうことは出来ないのです。
頑張るのをやめないと苦しいのです。
他人は変えられないし、他人によって自分が変わる必要もないのです。
それなのに、他人の意見に合わせて自分を変えてしまうから、自分も他人を変えようとしてしまうのです。
不幸な人を助けてあげようと思っても、無理だったりします。
本人はこうすべき、こうあるべしと思っているから、相手を変えようとすれば反発されます。
だから、一人でも多くの人に気づいてもらいたいな、と思ってつぶやきました。
「あなたは」というメッセージになると、反発が生まれるから、他人事として聞いているくらいの方が、まだ受け取ってもらえるのかなと思います。